
海南鶏飯(シンガポールチキンライス)とは
Hainanese Chicken Rice
海南鶏飯(ハイナンジーファン)は、中国・海南島で生まれ、移民とともにシンガポールやマレーシアへ伝わった、東南アジアを代表する国民食です。日本では海南チキンライス・シンガポールチキンライスとも呼ばれます。鶏を丸ごと茹で、そのうま味を吸わせて炊いたジャスミンライスとともにいただく一皿で、英語では Hainanese Chicken Rice と呼ばれます。
ORIGIN
海南鶏飯(シンガポールチキンライス)の由来と歴史
ルーツは中国・海南島の郷土料理「文昌鶏」にあります。19〜20世紀にかけて海南島から東南アジアへ渡った移民が現地で広め、シンガポールでは屋台(ホーカー)文化とともに発展。今ではシンガポールの国民食として、観光客にも愛される一皿になりました。
シンガポールでは、ホーカーセンター(屋台街)やフードコートの定番メニューとして、朝から夜まで気軽に食べられています。茹で鶏とライスというシンプルな組み合わせだからこそ、鶏の火入れやライスの炊き方、ソースの配合にお店ごとの個性が表れ、「どの店のチキンライスが好きか」が話題になるほど身近な料理です。
日本でも「シンガポール料理といえば海南鶏飯」と言われるほど代表的なメニューです。当店は2005年、シンガポール料理店がまだ少なかった東京・水道橋でこの料理を専門に掲げて創業し、シンガポール大使館・政府観光局の推薦を受けています。
HOW IT'S MADE
シンガポールチキンライスの作り方と3種のソース
シンガポールチキンライスは、鶏・ライス・ソースの3つで成り立つ料理です。基本の作り方は次の3ステップです。
- 鶏を茹でる(蒸す):鶏を丸ごと、または部位ごとにじっくり火を入れ、しっとりとした食感に仕上げます。
- ライスを炊く:鶏の茹で汁(スープ)でジャスミンライスを炊き、ご飯一粒一粒に鶏のうま味と香りを移します。
- ソースを添える:チリソース・ネギ生姜(ジンジャー)ソース・ダークソイソース(甘い醤油)の3種を添えます。
当店では鶏を低温でじっくり火入れしてうま味としっとり感を引き出し、ライスにはタイ米のジャスミンライスを使って、鶏油と香味野菜で香り高く炊き上げています。本場と同じく3種のソースでご提供しており、味の変化を楽しみながら最後まで飽きずにお召し上がりいただけます。
鶏の仕立てには、しっとりやわらかな蒸し(茹で)鶏、サクサク香ばしい揚げ鶏、その両方を一度に楽しめるハーフ&ハーフがあります。当店ではこの3スタイルからお選びいただけます。あっさりと軽やかな蒸し鶏は約650kcalで、ヘルシーに楽しみたい日にもおすすめです。

KHAO MAN GAI
海南鶏飯とカオマンガイの違い
タイ料理のカオマンガイ(ข้าวมันไก่)も、海南島系の移民が伝えた同じ系譜の料理です。茹で鶏と、鶏のうま味で炊いたご飯を組み合わせる点は共通していますが、合わせるタレと食べ方に違いがあります。
| 海南鶏飯(シンガポールチキンライス) | カオマンガイ | |
|---|---|---|
| 主な国 | シンガポール・マレーシア | タイ |
| タレ・ソース | チリ・ネギ生姜・ダークソイの3種を使い分ける | 発酵大豆(タオチオ)に生姜や唐辛子を合わせた1種のタレが基本 |
| 鶏の仕立て | 蒸し(茹で)鶏が定番。揚げ鶏を出す店もある | 茹で鶏が定番 |
| 共通点 | 海南島にルーツがあり、茹で鶏と鶏のうま味で炊いたご飯を組み合わせる | |
同じ系譜の料理でも、3種のソースで味の変化を楽しむシンガポール式と、1種のタレで味わうタイ式では、食べたときの印象がかなり変わります。食べ比べてみるのもおすすめです。
NAMES
「海南鶏飯」「海南雞飯」「海南チキンライス」呼び名の違い
いずれも同じ料理を指します。「海南雞飯」は繁体字表記で、台湾や香港で使われます。「海南鶏飯」は日本での一般的な表記で、読み方はハイナンジーファンです。日本では海南チキンライス・ハイナンチキンライス・シンガポールチキンライスとも呼ばれます。
英語では Hainanese Chicken Rice、シンガポールでは単に 「チキンライス」と呼ばれることも多く、現地の屋台の看板にもそう書かれています。日本でいうトマト味のチキンライスとは別の料理なので、注文の際はご注意ください。
HOW TO EAT
本場シンガポール流のおいしい食べ方
- まずはライスだけを一口:鶏のスープで炊いたジャスミンライスの香りとうま味を、そのまま味わいます。
- 鶏にソースを付けて:さっぱりとした辛みのチリ、香りの良いネギ生姜、コクと甘みのダークソイ。1切れごとにソースを変えると、最後まで飽きずに楽しめます。
- 鶏とライスを一緒に:ソースを絡めた鶏をライスにのせて一緒に頬張るのがシンガポールスタイルです。
- スープで口を整える:合間に鶏のスープを飲むと、口の中がすっきりして次の一口がまたおいしくなります。
ソースを2種類混ぜて自分好みの味を作るのも、本場ではよくある楽しみ方です。
FAQ
よくあるご質問
- 海南鶏飯(ハイナンジーファン)とはどんな料理ですか?
海南鶏飯は中国・海南島発祥で、シンガポールやマレーシアを代表する国民食です。鶏を丸ごと茹で、その鶏のスープでジャスミンライスを炊き上げ、しっとりした鶏肉とともにいただきます。チリソース・ジンジャーソース・ダークソイソースの3種のソースで味の変化を楽しむのが本場流です。
- 「海南鶏飯」と「海南雞飯」「チキンライス」は同じ料理ですか?
はい、同じ料理を指します。「海南雞飯」は繁体字表記(台湾・香港など)、「海南鶏飯」は日本での一般的な表記です。英語では Hainanese Chicken Rice、シンガポールでは「チキンライス」とも呼ばれます。いずれも海南島由来の同じ料理です。
- 海南鶏飯(シンガポールチキンライス)とカオマンガイの違いは何ですか?
どちらも海南島系の移民が伝えた同じ系譜の料理で、茹で鶏と鶏のうま味で炊いたご飯を組み合わせる点は共通です。シンガポールの海南鶏飯はチリ・ネギ生姜・ダークソイの3種のソースを使い分けるのに対し、タイのカオマンガイは発酵大豆(タオチオ)に生姜や唐辛子を合わせた1種のタレでいただくのが基本です。
- シンガポールチキンライスのおいしい食べ方は?
まずはスープで炊いたライスだけを味わい、次に鶏にチリ・ネギ生姜・ダークソイのソースを付けて食べ比べます。ソースを絡めた鶏をライスと一緒に頬張るのがシンガポールスタイルで、合間に鶏のスープを飲むと最後までおいしく楽しめます。
- 海南鶏飯の鶏は蒸し鶏だけですか?揚げ鶏もありますか?
伝統的にはしっとりやわらかな蒸し(茹で)鶏が定番ですが、サクサクの揚げ鶏を提供するお店もあります。当店でも蒸し鶏・揚げ鶏・ハーフ&ハーフの3スタイルからお好みでお選びいただけます。
- 海南鶏飯はどんな味で、ヘルシーですか?
蒸し(茹で)鶏のうま味を吸ったライスは香り高く、鶏肉はしっとり柔らかいのが特徴です。あっさりとした蒸し鶏の海南鶏飯は当店で約650kcal・タンパク質約30gとヘルシーで、香ばしい揚げ鶏や蒸しと揚げのハーフ&ハーフもお選びいただけます。チリ・ジンジャー・ダークソイの3種のソースで、最後まで飽きずにお楽しみください。
- 本場の海南鶏飯を東京で食べられますか?
シンガポール海南鶏飯は2005年に水道橋で創業した、シンガポール大使館・政府観光局推薦の専門店です。東京都内に水道橋本店・汐留シティセンター店・赤坂Bizタワー店・日本橋三井タワー店の4店舗を展開し、いずれも駅から徒歩5分以内です。ランチは¥1,000〜でお召し上がりいただけます。
東京で本場の海南鶏飯を食べるなら
WHERE TO EAT IN TOKYO
2005年に水道橋で創業し、シンガポール大使館・政府観光局の推薦を受ける専門店が、東京で本場の海南鶏飯をお出ししています。水道橋・汐留・赤坂・日本橋の4店舗はいずれも駅から徒歩5分以内、大手町のTRIPLE ONEではシンガポール料理と中国料理のコースもお楽しみいただけます。
